- 「独立しても生活できないって本当?」
- 「生活出来ない!助けて」
- 「生活できない人の特徴を教えて」
フリーランスの生活に関する悩みを
- フリーランスで生活できる?できない?
- 対処法と間違った行動
- 生活できない人の特徴
- 生活できない人にならないために出来ること
の4ポイントで解説します。 本講義の対象者
- フリーランスに興味があり独立を考えているけど、生活に不安がある。
- 独立したけど生活できないので何とかしたい。
本講義の信頼性
- 一度独立したが失敗し、生活に苦しんだ。
- 今は、フリーランスで生活をしており安定している。
- 独立すべきかどうかの悩んでいる人を見てきた。
フリーランスで生活できる?できない?
結論から言えば「出来るけど、努力が必要」
フリーランスで安定して生活出来ている人は少なく、独立して数年で会社員へ戻る人は珍しくありません。
では、生活出来ていない人と生活出来ている人のポイントは何でしょうか。
4つのポイントで紹介します。
- スキルアップや努力を怠らない。
- 営業活動を積極的に行う。
- クライアントの取捨選択。
- お金の問題や管理。
スキルアップや努力を怠らない。
フリーランスの特にプログラマなどの技術職は、スキルアップが求められます。
Web業界は流行り廃りが早く、わずか数年で開発環境が大きく変わります。
以前 | 現在 | |
バージョン管理 | Subversion | git |
Webシステムフレームワーク | CakePHP | Laravel |
Webサーバ | Apache | Nginx |
DB | MySQL | MariaDB |
そのため、新技術を学ぶ機会が少ない場合、案件受注することが難しくなります。
特にLaravelを使った開発案件が増えてきており、Web業界の基準となっています。
Laravelを使えることが前提で話が進むことが多く、Laravelを触っていない場合は門前払いとなります。
つまり、時代の流れに乗り情報をキャッチする能力も必要となります。
会社員と異なり、人とコミュニケーションを取る機会が少なくなるフリーランス。
あなた自身から情報を積極的に収集しなければ、時代に取り残される場合があります。
営業活動を積極的に行う。
生活出来ていないフリーランスは営業活動を行っていないケースが多いです。
営業をしたことがない人にとって、営業することは抵抗があるかと思います。
ですが、営業をしなければ案件受注することは不可能です。
知人や友人、前職や取引先に相談。制作会社へ営業メールをするなど営業活動の方法は多種多様です。
スキルアップも大切なことですが、まずは案件受注のため営業活動を行うことも重要です。
クライアントの取捨選択
営業活動した結果、クライアントと取引することになり案件受注することが出来ました。
しかし、以下のことを確認してください。
- 報酬金額は適切またはあなた自身が欲しい金額なのか。
- 納期は間に合うのか。
- クライアントはどういう人柄なのか。
クライアントからすると「安く制作してくれる人が欲しい」です。そのため、市場価格よりも割安な予算でお願いされる場合もあります。
割安の場合は、断ることも考えてください。
割安で請けてしまった場合、2回目以降も同じ金額になることが多いです。よって、低単価な案件を請けざるを得ないマイナスな状況に陥ってしまいます。
もし、低単価な案件が続く場合は、新しくクライアントを探すことも考えクライアントとの関係を経ってください。
お金の問題や管理
会社員と違いフリーランスの収入は不安定な事が多いです。1案件あたりの単価は高いが、今月は収入なく来月は収入がある事態になりがちです。
また、プロジェクト毎に参画するため継続的に収入を得ることは難しい場合があります。
そのため、お金の管理や問題が会社員に比べて発生しやすいです。
会社員と同じようにお金を使うのではなく、支出を見直し節約できるところは節約する必要があります。
なお、多くのフリーランスがこのまま将来を見据えて案件があるのかどうか不安に感じています。もし、あなたも同じように考えている場合、投資を行ってみると良いです。
投資というと、投資信託やFXをイメージしがちですが、違います。ブログやTwitterを行いあなたのファンを作ることです。人脈は武器です。人脈を増やすためにブログやTwitterを活用しましょう。
またブログやTwitterは、アフィリエイトを行うことでストックビジネスモデルを形成出来るメリットもあります。人脈を作りつつ、ストックビジネスモデルを形成して、お金の問題を解決しましょう。
フリーランスで生活できない場合の対処法と間違った行動
フリーランスとして独立をしたが生活出来ない場合も想定されます。もし、生活出来ないほど困っている場合の対処方法を記載しますので、ご参考ください。
また、生活出来ない場合、取るべきではない間違った行動も合わせて解説します。
対処方法
営業活動
生活出来ないということは収入が少ないことが殆どです。そのため、とにかく営業活動に重点をおいてください。営業活動の具体的な方法はこちらにまとめていますので、御覧ください
→ フリーランスで仕事がない状態にならないために実践すべきこと!
要約すると
- ランサーズなどのクラウドソーシング
- フリーランス専門エージェント
- アルバイト
- 過去の取引先や知人に連絡を入れる。
- SNSなどで検索
- 求人情報を出している会社へメール
です。詳しくはこちらです。
→ フリーランスで仕事がない状態にならないために実践すべきこと!
再就職するなど会社員へ戻る
フリーランスとして独立して生活できない場合は、再就職を検討しましょう。フリーランスからの再就職は難しいと考えている人も中にはいると思いますが、大丈夫です。私含めて何名もフリーランスに失敗し再就職をした人を見てきています。
そのため、生活できない場合は営業活動と同時に再就職も検討しましょう。一度、再就職し貯金や技術を身に着けゆとりを持って2回目のフリーランスになることも可能です。
一度失敗したため、反省点や改善点があなた自身で見つかることも多く、スムーズにフリーランスとして成果を上げることが出来ます。
間違った行動
借金をする
生活に困ったからと言って借金することはやめましょう。一時的な生活費のため致し方ないこともありますが、見通しが立たない状況で借金することは、あなた自身をもっと苦しめることになります。
知人・友人からお金を借りる人もいますが、関係性が壊れることが多く、取り返しのつかない事態になることも多いです。
もし、お金を借りたい場合は国が支援している補助金や金利が安価なものを選ぶようにしましょう。
借金をするくらいなら、一度、再就職し体制を整えてからフリーランス活動を再開することをおすすめします。
低単価の案件を受注する
生活できないため、低単価の案件を請け続けることもおすすめしません。低単価の案件は受注しやすく、一定の金額を稼げることは出来ます。
生活に困ることも少なくなり安定していきます。
しかし、低単価な案件のため数を多く受注する必要があり、休日がまったくない状況に陥りやすいです。
そのため、精神的に疲れ果てうつ病などの精神疾患になるケースも少なくありません。
フリーランスの場合、会社員と異なり社会保険がなく傷病手当金が出ません。うつ病などの精神疾患になりますと、生活が全く出来ない状況になります。
そうならないためにも、低単価の案件を受注しすぎることなく、精神的なリフレッシュをして、フリーランスとして仕事することが大事です。
もし、低単価の案件ばかり受注している場合は、アルバイトや再就職するなど別の考えで状況を把握することが求められます。
フリーランスで生活できない人の9つの特徴
フリーランスで生活できない人には特徴があり、大きく分けて9つあります。
それぞれ詳しく解説します。もし、あなたが当てはまっている場合は見直しましょう。
- フリーランスが楽だと思っている。
- コミュニケーションを行わない。
- 営業活動をしていない。
- スケジュール管理が出来ていない。
- スキル不足。
- 低単価の仕事をしている。
- 収入より支出が多い。
- 特定のクライアントに頼っている。
- クラウドソーシングやフリーランス専門エージェントを活用しない。
フリーランスが楽だと思っている。
フリーランスと言えば、カフェでパソコンを開き好きな時に仕事をし、満員電車に乗る必要がない生活をイメージしている人も少なく有りません。
イメージでは「楽」が先行します。
結論から、言えば「楽」ではありません。会社員時代は、同僚がサポートしてくれたことも自分1人で行う必要があり、会社員時代に比べて作業量は増えます。
また、土日祝も休むことなく仕事をしているフリーランスも多く存在し、楽という言葉とはかけ離れています。
そのため、今からフリーランスを考えている人は「楽」だとは思わないでください。会社員時代では想定しにくい税金関係やお金の問題、案件受注の難しさ、体調管理があります。
「会社員の方が遥かに楽」と考えているフリーランスも決して少なくはなく、フリーランス1年目は特に思う人が多いです。
しかし、フリーランスにもメリットがあり、仕事を選ぶことが出来、1ヶ月働いて1ヶ月休むことも出来るのも事実です。
コミュニケーションを行わない。
会社員の時と比較して、人と接する機会が圧倒的に少なくなります。そのため、コミュニケーション能力が低下することがあります。
クライアントから案件を受注し、報酬を貰うことになりますが、必ず人と接することになります。
昨今では、オンライン会議で済むこともありますが、対面での打ち合わせも多くあります。
そこで、コミュニケーションが出来ない場合、信頼に結びつくことが難しく案件受注に繋がりません。
コミュニケーション不足にならないよう積極的にクライアントと話を行い、信頼を獲得していきましょう。
営業活動をしていない。
フリーランス最初の関門と言っても過言ではないのが「営業」です。前職がWebプログラマなど技術職の人にとって、営業は難しい問題です。
しかし、営業活動は少なくとも絶対に必要です。
前職から案件を継続的に受注しているフリーランスもいますが、前職にお願いするという営業活動をした結果です。
前職のコネがない場合は、更に営業活動の必要性が増します。
営業活動に答えはなく、あなた自身が行いやすいものから行っていきましょう。
スケジュール管理が出来ていない。
案件の数が増えてくると、問題になるのがスケジュール管理です。納期がほぼ同時期になると、デスマーチになります。
そのため、スケジュール管理は会社員時代よりしっかりと行うべきです。
Googleカレンダーや専用のツールを使い、納期がいつなのかを明確にすべきです。納期日の翌日から案件を行うのもやめましょう。
ゆとりを持ってスケジュール管理を行うことで、スムーズに次の案件に移る事ができます。
また、クライアントとの打ち合わせ時に納期日を少し遅く伝えることも重要です。
納期日を少し遅く伝えることで、スケジュールにゆとりが出来、精神的に安定して開発することが出来ます。
更に、納期日より早く納品することが出来れば、クライアントからの評価が上がり、新しい案件を紹介してくることも期待出来ます。
スキル不足。
スキルなしのフリーランスが陥りやすい特徴です。プログラミングやデザインなどのスキルがなくフリーランスとして独立することは、おすすめしません。
詳しくはこちらで解説しています。
→ スキルなしフリーランスが独立すると後悔!?成功するための秘訣とは?
低単価の仕事をしている。
低単価の仕事はあなた自身を苦しめる可能性があります。低単価のため多くの案件を受注することになり、スケジュール管理も難しく、モチベーションが続きません。休む暇もないため、精神的に追い詰められることも少なく有りません。
低単価の仕事を受注する場合は、今後高単価の案件に繋がる可能性があるのか、あなたのスキルアップに貢献するのかと言ったメリットを考慮した上で受注しましょう。
収入より支出が多い。
会社員の場合、給料日が毎月設定されており定められた金額が入金されます。
しかし、フリーランスは不定期に報酬が入ってくるため、会社員以上に収入と支出の関係を気にする必要があります。
毎月発生している固定費や交際費を節約することで、支出を抑える事ができます。
支出を抑えることで、少ない収入でも生活することが可能になりますので、収入を増やすと同時に支出を減らしましょう。
特定のクライアントに頼っている。
クライアントが1人しか居ない場合、リスクが高くフリーランスで生活できない事態に陥りやすいです。
クライアントとの関係が悪くなり、案件を依頼されなくなると仕事がなくなり生活費を稼ぐことが出来ません。
そのため、特定のクライアントに頼るのではなく複数のクライアントと関係を持つようにしましょう。
スケジュール管理や案件の管理が難しくなるデメリットはありますが、納期日を少し遅く設定するなどして、調整しましょう。
クラウドソーシングやフリーランス専門エージェントを活用しない。
営業活動が苦手な場合は、クラウドソーシングやフリーランス専門エージェントを使い案件を受注しましょう。
クラウドソーシングは低単価な案件もありますが、高単価な案件も多くあります。平日は会社員として働き、週末に副業として案件受注している方もいます。
また、フリーランス専門エージェントはITエンジニアに特化した案件紹介サービスです。
クライアント先へ常駐し、プログラミングを行う案件がメインとなりますが、単価が高く、活用している人も多く居ます。
フリーランス専門エージェントは多くの案件を抱えているため、案件がないという状態は少なくなります。
もし、クラウドソーシングや専門エージェントを活用していない場合は、積極的に活用し、案件不足により生活出来ない事態を避けましょう。
フリーランスで生活できない人にならないために出来ること
フリーランスとして独立した限りは、成功したいと考えている人が殆どです。フリーランスとして生活出来るようになるために必要なことを4つ紹介します。
- 己を知る。スキルや得意分野の棚卸し。
- ワークライフバランスを保つ。
- フリーランスとしての目標を決める。
- 人脈を増やす。
己を知る。スキルや得意分野の棚卸し。
あなたという人がどういう人間なのかを把握しておきましょう。お金について不安を感じやすいのか、人とのコミュニケーションが苦手なのかなどです。
苦手な所は克服していく必要性はありますが、重要なポイントは長所を伸ばすことです。
フリーランスは1人で全てを行う必要があるということは間違い有りませんが、仲間を増やし分業することは出来ます。
例えば、以下のようなことです。
- デザイナーとチームを組んで案件を受注する。
- 営業パートナーを見つけて営業を行ってもらう。
- 確定申告は税理士にお願いする。
つまりは苦手な部分をアウトソーシング(外注化)することです。あなたが得意な部分はあなた自身で行い、苦手部分はアウトソーシングすることを検討しておくと、視野が広がります。
ワークライフバランスを保つ。
フリーランスは働けば働くほど報酬がアップします。そのため、必死になって働くフリーランスもいます。ですが、時には休養も必要です。
働き続けると身体や精神に異常を来し、精神疾患など重大な病になるリスクがあります。
精神疾患になる前に休養を行い、ワークライフバランスを保つことも求められるスキルです。
例えば、土日祝は完全休養日にして会社員と同じ生活スタイルをすると言ったことでも問題ありません。
時には休むことを意識してください。
フリーランスとしての目標を決める。
あなたがフリーランスとして独立する目標は何でしょうか?会社員ではダメな理由は何でしょうか?
独立する場合、目標を持ちましょう。
大きく報酬を得たいのか、ゆとりのあるゆったりとしてライフスタイルを送りたいのか人それぞれです。
目標に向かい案件受注の頻度を調整しましょう。
目標がなくフリーランスとして仕事をしていると、ふとした時に「なぜこんな苦しい生活をしているのだ?会社員に戻りたい」と感じてしまうこともあります。会社員へ戻ることは否定しません。
ですが、なぜフリーランスとして独立したのかを再度考え、何か打開策がないのか考え・試しましょう。
人脈を増やす。
フリーランスは1人で全てを行うため孤独感があります。同時に周りと異なる生活を送るため不安を感じることもあるでしょう。
孤独感、不安感を払拭するため同じフリーランス仲間を増やし、生活できると認識しましょう。
周りにあなたしかフリーランスがいない場合、相談できず悩み苦しむことが多くなります。同じ仲間がいると、相談が出来、解決出来る可能性が増えます。
独立する前、独立した後、どちらでも構いませんので仲間を増やすことをおすすめします。